健康の話 意識障害を知っておこう
こんにちわ、ムッチーです( `ー´)ノ
ちょっと買い物に近所のスーパーに行きましたら、石焼き芋を売ってました。小ぶりでしたが、100円とお手頃です。気が付いたら買い物かごに入れて、レジに並んでいました。食欲の秋のせいにして、自分の意志の弱さはそっちのけです(笑)
早速、無駄な買い物をしてしまったという話でした(´・ω・`)
今日は意識障害についてざっくりですがまとめてみます。
なんで意識障害なのかというと、一般の人にもどのようなレベルの意識障害なのかが分かれば、それだけ助かる命が多くなるからです。
老化が進むにつれ、身体機能・精神機能が低下します。それに伴い、障がいが生じますが、これを老年症候群などと呼んだりもします。現在の日本では75歳以上の高齢者に多く見られ、単一の症状ではなく、複数の症状を持ち合わせていることが多いです。
その老年症候群の中で、代表的なのが認知症と意識障害なのです。認知症については、以前、ブログで書きましたので、今回はスルーします。気になる方は見てみてください。
〇意識について
意識の定義として、「自己と周囲の環境を認識して合理的な判断を下し、それに基づいた反応を行える覚醒した状態」ということらしいです。難しい感じがしますが、正常に物事を判断できることだということですね。
〇意識障害の分類
清明・・・正常な意識状態。覚醒しており適切な応答が可能。
傾眠・・・軽度の意識障害・刺激がないと眠ってしまうが、呼びかけで容易に覚醒する。私の勤務中のことです(笑)
混迷・・・強い刺激によりかろうじて開眼したり、動作で反応するが、口頭での反応はできない。
半昏睡・・ときどき体動や開眼がみられるが、ほとんど睡眠状態で応答はみられない
昏睡・・・自発的な運動はなく痛覚刺激にも反応しない
〇意識障害の客観的評価法
●Japan Coma Scale(JCS)
Ⅰ刺激が無くても覚醒している状態
0、清明
1、清明とは言えない
2、見当識障がい有り
3、名前、生年月日が言えない
Ⅱ刺激が無くなると眠り込む状態
10、合目的な運動、発語はあるが間違いが多い
20、簡単な命令には応じる
30、呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する
Ⅲ刺激に対して覚醒しない状態
100、痛み刺激を払いのける
200、痛みで体動、顔をしかめる
300、痛みに全く反応なし
臨床では、JCSⅡの30とかJCSⅢの200とかいう風に言ったりします。
このJCSの前はGlasgow Coma Scale(GCS)というのも使われていました。もしかしたら、今も使っているところもあるかもしれません。
●Glasgow Coma Scale(GCS)
Ⅰ最良言語反応
1全く声を出さない
2理解不能なうめき声
3短く不適切な言葉
4会話内容の混乱
5見当識は正常
Ⅱ最良運動反応
1まったく反応なし
2痛みに対して四肢を伸展
3痛みに対して四肢を以上に屈曲
4痛みに対して逃避運動
5局所の痛み刺激に反応
6言葉による命令に従う
Ⅲ開眼
1まったく開眼せず
2痛み刺激で開眼
3呼びかけに応じて開眼
4自発的に開眼している
JCSは数字が小さいほど良い状態で、GCSは数字が大きいほど良い状態といった感じでイメージしておけばいいと思います!